家計にやさしくて、毎日のごはん作りに欠かせない存在といえば「もやし」じゃないでしょうか?
どのスーパーでも安定して低価格で売られていて、ちょっとしたボリュームアップにも大活躍の食材です。
炒め物やスープ、ナムルにしたり、お味噌汁に入れてもOKとアレンジがしやすいのも魅力ですよね。
ただ、そんな便利なもやしにもひとつだけ弱点があります。
それは、とにかく傷みやすいこと。
せっかく安く手に入れても、使うタイミングを逃すとすぐにしなびてしまい、独特の酸っぱいにおいがしてくることも。
そこで今回は、もやしをできるだけ長持ちさせる保存テクニックをまとめました。
冷蔵保存のコツはもちろん、冷凍の方法や電子レンジでの時短活用術まで、しっかりお伝えしていきます!
もやしを長持ちさせる保存方法は?
もやしの一番の悩みといえば、やっぱり「鮮度が落ちるのが早い」こと。
買った翌日にはすでに元気がなくなっていたり、袋の中で水が濁っていたりと、がっかりする場面も多いですよね。
そんなときにおすすめなのが、もやしを水に浸けて保存する方法です。
これは昔、飲食店を営んでいた祖母が教えてくれたやり方で、プロの現場でも使われていたそうなんです。
水に浸けて冷蔵庫へ入れるだけ
まず、もやしを買ってきたらそのまま袋に入れておかず、ボウルや保存容器に移し替えます。
そのあと軽くすすいで汚れを落とし、もやし全体が水にしっかり浸かるように水を入れてください。
この状態でフタをして、冷蔵庫に入れて保存するだけ。
これだけでもやしの劣化をかなり防げるようになります。
水は毎日取り替えるのがポイント!
忘れてはいけないのが「水の交換」です。
水をそのままにしておくと、かえって雑菌が繁殖しやすくなってしまうので、毎日必ず新しい水に入れ替えましょう。
この方法を守るだけで、いつもなら2~3日で使い切らないとダメになってしまうもやしが、4〜5日ほど新鮮なまま保存できます。
「あとちょっとで使う予定なのに…」というときにも、これなら安心ですね!
清潔な容器選びも大切
ちなみに、使う容器はふた付きの保存容器がおすすめ。
冷蔵庫の中で他の食品のにおいが移るのを防ぐことができるし、倒れて水がこぼれる心配もありません。
もやしは冷凍保存できる?
もやしを買ったはいいものの、気づけば数日経ってしまって「あ、これまだ使ってなかった!」なんて経験ありませんか?
冷蔵庫での保存期間が限られているからこそ、「いっそ冷凍しておこうかな」と思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
実は、もやしは冷凍保存が可能な食材です。
でも、やり方を間違えると食感が悪くなったり、水分が出すぎて料理がベチャッとしてしまったりすることもあるので、ちょっとしたコツが必要なんです。
ここでは、もやしを冷凍保存する方法や使い方、実際に使ってみたときの感想まで、正直にご紹介していきます!
もやしの冷凍はできる?基本的な保存方法
もやしを冷凍したいときは、まず余分な水分を取ることが大切です。
そのまま冷凍すると、水分が霜になって食感を悪くする原因になってしまうんですね。
やり方はとっても簡単。
もやしをサッと洗ったら、キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取りましょう。
そのあと、保存袋(フリーザーバッグなど)に平らになるように入れて、冷凍庫にポンッと入れるだけ。
これでOKです!
買ったばかりで未開封のもやしなら、袋のまま冷凍する人もいます。
ただし、その場合は中に水分が溜まりやすく、凍るときに霜がつきやすいので、できれば開けて水気を取ってから保存する方が安心です。
解凍方法と調理のポイント
冷凍したもやしは、解凍方法にもちょっとした工夫が必要です。
基本的には「凍ったまま加熱調理する」ことをおすすめします。
たとえば、スープにそのまま入れたり、炒め物に使うならフライパンで一気に加熱すれば問題なし。
水が出やすいので、炒めるときは強火でサッと仕上げるのがコツです。
どうしても電子レンジで解凍したい場合は、耐熱容器に入れてラップをふんわりかけてチンすればOK。
ただし、その場合も加熱しすぎるとべちゃべちゃになりやすいので、短めの時間で様子を見ながらがおすすめです。
実際のところ…冷凍もやしってどうなの?
ここまで冷凍方法を紹介しておいてアレですが、正直なところを言うと、もやしの冷凍は「やむを得ないときの手段」として考えておくといいかもしれません。
というのも、冷凍後のもやしはやっぱり独特の食感になります。
生のときのようなシャキシャキ感はどうしてもなくなってしまうんです。
それに加えて、解凍時に出る水分が料理全体を水っぽくしてしまうことも。
ナムルやサラダなど、「食感が命!」みたいなレシピにはあまり向かないかもしれません。
一方で、スープや味噌汁、ラーメンの具材として使う分には、そんなに気にならないという声も多いです。
とくに家族の分も含めて大量に作るときは、少々の食感の違いよりも手軽さや時短のほうが優先される場合もありますよね。
こんなときには冷凍がおすすめ!
とはいえ、「今すぐ使う予定はないけど、このままにしておいたら確実に腐る」という場面では、迷わず冷凍を選んだほうが断然マシです。
冷蔵庫で放置して捨てるくらいなら、多少食感が変わっても使い切れた方がずっといいですよね。
たとえば、
・仕事が忙しくて数日間キッチンに立てそうにないとき
・もやしが特売で安かったから大量買いしたとき
・予定が変わって使うはずだった料理をキャンセルしたとき
こういうタイミングで冷凍しておけば、無駄にならずに済みます。
冷凍保存は“サブ的な選択肢”として活用を
もやしは冷凍することで保存期間をグッと延ばすことができますが、正直なところ、食感や水分量に関してはちょっとクセがあります。
とはいえ、うまく活用すれば料理の下ごしらえ時間を短縮できたり、食材を無駄にせず済むなど、メリットもたくさん。
個人的には「どうしても使い切れそうにないときの最終手段」として、冷凍保存を取り入れています。
スープや煮込み系のメニューには特に使いやすいので、シーンに応じてうまく使い分けるのがコツです。
もやしをもっと上手に使い切るために、ぜひこの冷凍テクも参考にしてみてくださいね!
レンジを使って長持ちさせる方法!
もやしは安くて使いやすいのに、どうしても日持ちしにくいのが悩みどころですよね。
冷蔵保存しても数日でクタっとしてしまい、気づけば買ったことすら忘れていて処分…なんて経験、あるあるです。
でも、実はちょっと加熱してあげるだけで、もやしの持ちがグンとよくなるんです。
そのうえ、調理の時短にもつながるので、家事をラクにしたい人にはうってつけ!
ここでは「できるだけ簡単に」「シャキシャキ感は残しつつ」「なるべく洗い物を増やさず」に、もやしを長持ちさせるテクニックを紹介します。
特に電子レンジを使う方法は一度覚えると手放せませんよ!
少しの加熱でぐっと保存性アップ!
もやしは火を通すと水分が飛んで、菌が繁殖しにくくなります。
だから、ほんのり加熱するだけでも保存性が上がるんです。
ただ、炒め物や茹でるといった加熱方法は、フライパンや鍋を使うのでちょっと面倒…。
しかも洗い物が増えるとなると、やる気がなくなっちゃいますよね。
そこで大活躍するのが、電子レンジです!
電子レンジなら時短&省スペース!
もやしを長持ちさせる方法として一番手軽なのが、耐熱容器を使ってレンジでチンするやり方です。
もやしを軽く洗って水気を切ったら、耐熱容器に入れてラップをふんわりかけます。
600Wの電子レンジで15秒〜30秒ほど加熱すればOK!
これだけで、もやしの独特の臭いや傷みの進行を抑えることができ、シャキッとした食感はしっかり残るんです。
加熱しすぎるとしんなりしてしまうので、最初は15秒から様子を見て調整するのがポイント。
一度にたくさん加熱するとムラができやすいので、できれば1〜2人分ずつがベストです。
加熱→そのまま保存できるのがうれしい
電子レンジ対応の保存容器を使えば、そのまま冷蔵庫に入れて保存もできます。
つまり、加熱→保存の流れを一つの容器で完結できるから洗い物も減らせます!
タッパータイプの耐熱容器を使えば、そのまま食卓に出しても違和感なし。
一度に加熱して小分けしておけば、お弁当や副菜に使いたいときにすぐ取り出せて便利ですよ。
冷蔵庫での保存期間の目安は2〜3日程度。
生のまま保存するよりも断然長く持つうえ、料理の時短にもつながります。
ナムルにすればおかずの一品に!
もし、加熱したもやしの食べ方に迷ったら「ナムル」にするのがおすすめです。
電子レンジで1分ほど加熱したあとに、塩とごま油をかけるだけ。たったこれだけで韓国風の副菜に変身します!
さらに、お好みですりごまや醤油、にんにくチューブを加えれば味に深みが出ますし、ピリ辛にしたいときは少量の豆板醤をプラスしても◎
冷蔵庫にある材料でパパッと作れるので、あと一品ほしいときにもぴったりなんです。
おつまみにもなるし、ごはんのお供にもなるし、子どもから大人まで好きな味付けにアレンジしやすいのもポイントです。
手間をかけずにおいしさキープ!
とにかくラクして長持ちさせたい!そんなわがままを叶えてくれるのが電子レンジなんです。
フライパンや鍋を使わずに済むので、火を使うのが面倒な日や、暑い季節にもありがたいですよね。
しかも、短時間でサッと済ませられるから、忙しい朝や疲れた夜の時短にもぴったり。
家にあるものでできるから特別な道具も必要なし。
もやしをムダにしないためにも、ぜひ今日から取り入れてみてください!
まとめ
電子レンジを使えば、もやしを手軽に長持ちさせることができます。
少しだけ加熱することで傷みにくくなり、シャキシャキ感もそのまま。
耐熱容器を使えば、そのまま保存もできて洗い物も最小限。
時間がないときでもすぐに使えて、ナムルなどの副菜にも活用できます。
手間をかけずに鮮度をキープしたい人にぴったりの方法です!