数ある調味料の中でも、メーカーごとの味の違いが特にハッキリと表れるのが味噌ではないでしょうか。
同じ種類の味噌でも、原材料や製法によって風味やコクが大きく変わるため、選ぶのに迷ってしまう方も多いと思います。
特に一人暮らしの場合、味噌は容量が多く、一度購入すると長期間使うことになるのが一般的です。
せっかくなら、毎日の食事が楽しみになるような、自分好みの味を見つけたいところですよね。
この記事では、数ある味噌の種類や選び方のポイントを踏まえつつ、
コスパが良くて美味しい、味噌汁作りにぴったりなおすすめ商品をご紹介します。
迷ったときの参考にしてみてくださいね。
失敗しない味噌選びのコツと種類をわかりやすくご紹介
普段からよく使う調味料のひとつである味噌ですが、実は種類がとても豊富なことをご存じでしょうか。
ひとくちに「味噌」といっても、原料や色、作られている地域によって特徴が大きく異なります。
選ぶときに迷ってしまうのも無理はありません。
まず、味噌は原材料によって大きく3つに分けられます。
「米味噌」「麦味噌」「豆味噌」という名前を聞いたことがある方も多いかもしれませんね。
それぞれ使われている穀物が違うため、風味や味わいも変わってきます。
お味噌の種類を知って自炊を楽しく!
また、色の違いでも分類され、「白味噌」「赤味噌」「淡色味噌」といった種類があり、
見た目だけでなく味の濃さや甘み、塩加減などにも差が出ます。
さらに、味噌は地域ごとに個性があり、関西では甘みの強い白味噌が好まれる一方、東北地方では塩気が強くてコクのある赤味噌が好まれるなど、
土地柄が味に反映されているのも面白いポイントです。
このように、味噌は種類が豊富だからこそ、自分の好みや作りたい料理に合わせて選ぶことが大切です。
お気に入りの味噌が見つかると、毎日の食事がより楽しくなりますよ。
スーパーのみそ売場を回って自炊を楽しく!
住んでいる場所が変わると、スーパーに並ぶ味噌の種類がガラリと違っていて、戸惑ってしまうことがあります。
特に引っ越し先が今までとは全く別の地域だった場合、見慣れない銘柄や聞き慣れない味噌が並んでいる棚を前に、
どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
たとえば、味噌料理が盛んな東海地方で暮らしていた方にとっては、
濃厚なコクと独特の風味が特徴の八丁味噌が定番です。
味噌汁はもちろん、味噌煮込みうどんや味噌カツなど、地域ならではの味噌を使った料理が食卓に並ぶ機会も多かったかもしれません。
そうした食文化に親しんでいた方が、全く別の地域に引っ越してしまうと、
馴染みの味が手に入りにくくなり、少し寂しく感じることもあるでしょう。
もし日頃から味噌を使ったさまざまな料理を作る習慣があるなら、新しい土地で手に入る味噌を試して、
数種類を使い分けてみるのもおすすめです。用途によって味噌を変えることで、料理の幅も広がります。
迷ったらコレ!このお味噌!
とはいえ、あまり頻繁に味噌を使わない方や、味噌汁や味噌炒めなど定番メニューだけに使うという方は、
これまで使い慣れた味噌や実家で親しんできた味噌を選ぶのが安心です。
自分がホッとできる味を大切にすることで、引っ越し先での新しい生活も少しだけ和らぐかもしれませんね。
やっぱり、子どもの頃から食べ慣れてきた味は、何だかんだ一番落ち着くものです。
普段の食事の中で当たり前のように口にしてきた味噌だからこそ、他の味噌を試してもしっくりこない、そんなこともあるかもしれません。
もし、実家でどんな味噌を使っていたのか分からないという場合は、とりあえず「米味噌」を選んでおくのが安心です。
米味噌はクセが少なくて使いやすく、日本各地で広く親しまれている定番の味噌です。
実際、国内で流通している味噌の約8割が米味噌だと言われているほどなので、スーパーでも手に入りやすく、選びやすいのが嬉しいポイントです。
また、米味噌は味のバランスが良く、シンプルな味わいが魅力なので、味噌汁はもちろん、味噌炒めや煮物など、
いろいろな料理に使いやすいのも特徴です。クセが強すぎない分、レシピの幅も広げやすく、毎日のごはん作りでも重宝するはずです。
特に、どの味噌を選べばいいか迷ってしまう方や、初めて自分で味噌を買うという方は、まずは米味噌を試してみると失敗が少なく、安心して使えると思いますよ!
コスパ重視で選ぶ!美味しくて手頃なおすすめ味噌
普段からほぼ毎日、味噌汁を飲むのが習慣になっているのですが、
これまで試してきた中で「これは美味しい!」と特に感じたのが、マルコメの「料亭の味」とフンドーキンの「生詰あわせみそ」でした。
ほどよい風味とコクがあって、飽きずに飲めるところがお気に入りです。
ただ、残念なことに近所のスーパーではなかなかお得な価格で手に入らないことが多く、特売になっている別のメーカーの商品を買うこともしばしば。
味噌は日常的に使うものなので、できればコスパのいいものを選びたいですよね。
そんなわけで、これまでにいろいろな味噌を実際に試してみました。
どれも価格と味のバランスを重視して選んできたので、私なりの感想を簡単にまとめてみようと思います。
もちろん、味の好みは人それぞれ違いますので、あくまでひとつの参考として読んでいただければ嬉しいです。
ハナマルキ「風味一番 だし入り」
コスパの良さで選びたい方にぴったりなのが、ハナマルキの「風味一番 だし入り」。特売で手に入ることも多く、750g入りで200円~300円前後という手頃な価格が魅力です。
味わいは、すっきりとした辛口寄りで、毎日飲んでも飽きがこないシンプルな仕上がり。
ただ、味噌汁にしたときに具材のほかに細かい粒が沈殿することがあるため、なめらかな舌ざわりを求める方には気になるかもしれません。
クセの少ない合わせ味噌なので、定番の味噌汁から炒め物まで幅広く活躍してくれる万能タイプです。
くらし良好「だし入りみそ」
手頃な価格と安定した味を求めるなら、プライベートブランドの「くらし良好 だし入りみそ」もチェックしておきたいところ。
750gで250円以下という価格で販売されており、家計に優しいのが嬉しいポイントです。
味わいはやや塩気が強めで、しっかりとした濃いめの仕上がり。
パンチのある味を好む方や、少量でもしっかり風味を感じたい人に向いています。
価格以上の満足感があるので、コスパ重視派におすすめです。
マルサン「味の饗宴」
マルサンの「味の饗宴」。もともとが少しお高いですが、750gサイズで割引価格の時は300円で手に入ることもあり、自炊大好きな人には高評価ですね。
味わいは塩気が強めで、分量の加減が少し難しく感じることもありますが、コクのある濃厚な味噌の旨みが楽しめます。
ただ、だしは含まれていないため、しっかりと風味を出したい場合は別途だしを加えるひと手間が必要。
普段から自分でだしを取る習慣がある方や、料理にひと工夫したい人には向いていますが、手軽さ重視の方にはやや不向きかもしれません。
トップバリュ「だし入りみそ」
コストパフォーマンスを重視したいなら、トップバリュの「だし入りみそ」も候補のひとつ。750gで250円前後の価格です。
以前よりは少々高くなったものの、いつでも安定して購入できるのが魅力です。
味わいはクセがなくマイルドで、味噌汁はもちろん、炒め物や煮物にも使いやすい万能型。
甘みを感じるやさしい風味なので、辛口を好む方にはやや物足りなさを感じることがあるかもしれませんが、毎日の食事に取り入れやすいバランスの良い味です。
この価格帯の味噌としては品質も安定しており、特に強いこだわりがなければ十分満足できる味わいです。
手軽に美味しい味噌を取り入れたい方におすすめです。
まとめ
手頃な価格で購入できる味噌をいくつか試してみましたが、それぞれ特徴があり、味や使い勝手が異なります。
濃いめの味が好みなら「味の饗宴」、コスパ重視なら「トップバリュ」がおすすめ。迷ったらクセが少なく使いやすい「米味噌」を選ぶのも良いでしょう。