はじめての一人暮らしって、あれこれ夢がふくらみますよね。
「インテリアにこだわって、オシャレな部屋に住みたい!」「眺めのいい高層階が理想!」なんて、いろんなイメージが頭をよぎるはず。
でも、実際に生活が始まってみると、「見た目」よりも「住み心地」や「利便性」の方がずっと大事だった…と感じることが多いのも事実です。
毎日を快適に過ごすには、階数や部屋の向き、周囲の環境など、実際の暮らしに直結するポイントを押さえておくことがとても大切。
この記事では、一人暮らしの物件選びで気になる「階数」と「方角」に注目して、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説していきます!
「失敗したくない」「暮らしてから後悔したくない」という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
どの階に住むべき?階数ごとの特徴と注意点をチェック!
賃貸物件を探すとき、意外と見落とせないのが「何階に住むか」というポイント。
実は、同じ建物内でも階数によって家賃に差があることが多く、
一般的には低層階の方が安く、高層階になるほど家賃は高くなる傾向があります。
1階はコストを抑えられるメリットがあるものの、防犯面では少し不安が残るのが正直なところ。
外からの侵入リスクがあるほか、通行人の視線が気になることも。
また、建物の構造や周辺環境によっては日当たりが悪く、湿気がこもりやすい傾向もあります。
さらに、突然の大雨による冠水・浸水リスクもゼロではありません。
そして見落としがちなのが「上の階からの生活音」。
1階だと上階の足音や物音が響くことも多く、音に敏感な人にはストレスになることも。
家賃の安さに惹かれても、快適な暮らしを考えると、階数選びは慎重に判断したいポイントのひとつです◎
階数で暮らしやすさが変わる!?実体験からわかるそれぞれの特徴と注意点
物件選びの際に見落とされがちなのが「住む階数」。
実は、同じ建物でも階数によって快適さは大きく変わってきます。
ここでは、1階・中層階・最上階にそれぞれ住んだことがある筆者のリアルな体験をもとに、それぞれの特徴や気になる点をご紹介します。
1階:家賃は安めだけど…湿気と防犯に注意
過去に1階の部屋に住んでいたことがありましたが、まず印象に残っているのは湿気の多さ。
特に梅雨時期は布団や家具がジメジメしやすく、除湿器が手放せませんでした。
また、ベランダが駐車場に面していたため、人目が気になって外に洗濯物を干すことができず、常に部屋干しに。
加えて、窓の外を人が通ることも多く、防犯面でもやや不安を感じることがありました。
中層階(2〜3階あたり):バランス型でおすすめ。ただし音には要注意
2階に住んでいた頃は、風通しが良く、外の騒音もほどほどで、過ごしやすい印象がありました。
気温の影響もそこまで強くなく、エアコン代が極端にかかることもありませんでした。
ただし、上階の生活音が意外と響くこともあり、「コツコツ…」という足音や家具の移動音が気になる日も。
また、自分が出す音が下の階に響いていないか、常に気を遣っていました。
音に敏感な人には少しストレスになるかもしれません。
最上階:開放感は抜群!でも夏の暑さと天候の影響が…
現在は建物の最上階・角部屋に住んでいます。
風通しがよく、隣や上からの音もほとんど気にならないので、非常に快適です。静かな環境を求める人にはぴったりだと思います。
しかし、夏は天井からの熱がこもりやすく、エアコンなしではとても過ごせません。
さらに、台風や大雨の時は、風や雨音が窓に直接叩きつけるような音が響き、天候に左右されやすいというデメリットも感じます。
🔍 内見の際にチェックしておくと安心なポイント
実際に住んでみないと分からないことも多いですが、内見時に「上下階の様子」を少し観察してみるのもおすすめ。
たとえば、
-
廊下に子ども用の三輪車が置かれている
-
廊下越しに話し声が聞こえる
といった状況があれば、生活音の多さや住人層の雰囲気がある程度つかめます。
どの向きが住みやすい?方角ごとの特徴と選び方ガイド
☀️ 人気No.1!明るくて洗濯物も乾きやすい「南向き」
部屋の向きといえば、まず思い浮かぶのが「南向き」。
一番人気と言われる理由はやっぱり日当たりの良さにあります。
朝から夕方までたっぷり太陽の光が入るため、洗濯物がしっかり乾きやすく、
日中は電気をつけなくても部屋が明るいのが嬉しいポイント。
光熱費の節約にもつながります。
ただし、すぐ南側に高い建物があると、せっかくの南向きでも日差しが遮られてしまうことも…。
また、夏場は室温が上がりやすく、暑さ対策が必要になるのがデメリットです。
立地や周囲の建物との距離もあわせてチェックしておきましょう。
🌅 朝日でスッキリ目覚めたい人にぴったり!「東向き」
「東向き」は、朝の光をしっかり取り込めるのが大きな魅力。
朝早くから太陽の光が差し込むため、自然と目覚めやすく、朝型生活を送りたい人にぴったりの方角です。
午前中に日差しが入るぶん、午後は比較的涼しく過ごせるのもポイント。
昼間は不在の人にとっては午後の日当たりはあまり関係がなく、その分家賃が南向きより安くなることもあるため、コスパ重視の方にもおすすめです。
ただ、夜型の人にとっては朝の強い日差しがストレスになることもあるので、自分の生活リズムに合うかどうかで判断しましょう。
🌇 夕方まで明るいけど…西日は強烈!「西向き」
西向きの部屋は、午後から夕方にかけて日差しがよく入り、明るく暖かい雰囲気が特徴です。
冬場でも太陽の熱でポカポカしやすく、寒がりさんには嬉しい方角かもしれません。
一方で、西日が強烈に差し込む時間帯は夏場に室温がかなり上がるのが難点。
エアコンの出番が増えるため、電気代が気になる人にはやや不向きかも。遮光カーテンなどで上手に調整する工夫が必要になります。
洗濯物は夕方でもしっかり乾きやすいので、日中忙しい人には便利な面もあります。
🌥 涼しいけど暗め?「北向き」は落ち着き重視の人向け
「北向き」は日当たりが少なく、どの時間帯でもあまり光が入らないため、室内はやや暗めになります。
そのぶん、夏場でも涼しく、快適に過ごせるというメリットもあります。
湿気がこもりやすい傾向があるため、カビ対策や除湿機の使用を検討した方がいいかもしれません。
家賃は全体的に抑えめになる傾向があるので、「日差しはそこまで求めていない」「昼間はあまり家にいないから暗くても平気」という方には選択肢の一つとしてアリです。
✅ 自分に合った方角を選ぼう!理想は“生活スタイル”とのマッチング
「南向きが人気だから」「なんとなく明るそうだから」といった理由で選ぶのではなく、自分のライフスタイルや生活リズムに合っているかどうかを基準に選ぶことが大切です。
日中に家にいる時間が多い人、洗濯のタイミング、暑さ寒さへの強さ、光に敏感かどうかなど、
自分の過ごし方を思い浮かべながら比較してみてください。
そして、方角だけでなく物件の立地、周囲の建物の高さや距離、窓の大きさなど、実際の内見でしっかり確認することも忘れずに!
必ずしも「人気=正解」ではありません。
暮らしやすさは人それぞれなので、自分にとってベストな向きを見つけてくださいね♪
まとめ
物件選びで意外と重要なのが「階数」と「部屋の向き」。
見た目や家賃だけで選んでしまうと、住み始めてから「なんだか過ごしづらい…」と感じることも。
たとえば1階は家賃が安い反面、湿気や防犯面に注意が必要。
最上階は静かで風通しが良い一方、夏の暑さが大きなデメリットになることもあります。
中層階はバランスが良いものの、上下階の生活音に気を配る必要があるかもしれません。
また、部屋の方角も快適さに直結します。
日当たりの良い南向きが人気ですが、東向きや西向き、北向きにもそれぞれのメリット・デメリットがあります。
結局のところ、自分の生活スタイルや優先したい条件に合わせて選ぶことが一番大切。階数や方角も含めて、内見時にはしっかり確認するのがおすすめです。