地震や台風など、いつ何が起こるかわからない今の時代。特に一人暮らしだと、
急なトラブルが起きたときに助けを呼ぶのも難しいことがありますよね。
だからこそ、「自分の身は自分で守る」準備がとても大切です。
普段はあまり意識しないかもしれませんが、非常時に必要なものを揃えておくだけで安心感がまったく違います。
今回は、一人暮らしだからこそ備えておきたい防災グッズや、いざという時に本当に役立つアイテムをまとめてご紹介します。
いざ災害が起きてから慌てないためにも、今のうちにできる備えを見直してみませんか?
「用意しておいて本当によかった」と思える日が来るかもしれません。ぜひチェックしてみてください!
一人暮らしで準備しておきたい避難グッズって?
災害が起きたとき、避難するのに持ち運べる荷物には限界があります。
特に一人暮らしの場合、誰かと荷物を分け合うこともできないので、自分が背負って動ける量にまとめておくのがポイント。
あれもこれも…と詰め込みすぎると、いざという時に重くて動けなくなってしまうことも。
なので、最低限「これがあれば数日なんとかなる」というくらいの量を目安にすると◎
避難所までたどり着けば、そのうち救援物資が届く可能性が高いので、最初の数日間を乗り越えることを考えて準備しておくと安心です。
普段使わないからと後回しにしがちですが、いざという時のために防災リュックを用意しておくのは本当に大事。
何もないうちに、ぜひ見直しておきましょう!
避難準備で最優先すべきは「水」と「食料」
「水」と「食料」ーこれがないと始まりませんよね。
◆特に水は本当に重要。とはいえ、大容量のペットボトルを持ち歩くのは意外と大変。
重たいし、開けた後は早めに飲みきらないと衛生面が心配です。特に避難生活が長引くと、雑菌が繁殖するリスクもあるので注意が必要です。
そんなことを考えると、500mlのペットボトルが使いやすくておすすめです。
飲みきりサイズなので衛生的にも安心ですし、荷物の中に分散して入れておくと取り出しやすくて便利。
一人暮らしで自分だけの荷物を持って避難することを考えると、
持てる量にも限界があるので、2〜4本くらいが無理なく運べる目安かなと思います。
飲み水としてはもちろん、うがいやちょっとした手洗いに使うこともできるので、余裕があれば少し多めに備えておくのが安心です。
自宅用の備蓄とは別に、避難時に持ち出せる分もしっかり準備しておきましょう。
◆避難用の食料は、なるべく手軽に食べられるものを用意しておくのがポイントです。
調理が必要なものや、水を加えて作るタイプは、非常時には意外とハードルが高くなってしまいます。
そこでおすすめなのが、ビスケットや乾パン、シリアルバーなど、そのままサッと食べられて、
エネルギー補給ができる保存食。軽くてコンパクトなものが多いので、防災バッグにも入れやすく、持ち運びの負担になりにくいのも魅力です。
また、甘いものだけでなく、塩気のあるものやナッツ類を少し混ぜておくと味に飽きにくく、
気分転換にもなります。避難生活はどうしてもストレスが溜まりがちなので、少しでも食事が楽しめるように工夫しておくのも大切です。
食料も水と同じく、すぐに持ち出せるリュックなどに数日分を目安に入れておくと安心ですよ。
次に備えておきたいのは衣類やタオル類そしてゴミ袋
飲み水や食べ物の準備ができたら、次に考えておきたいのが着替えやタオルなどの生活必需品です。
◆避難先ではなかなか洗濯もできないので、最低でも1〜2日分の着替えがあると安心。
特に下着や靴下は清潔を保ちたいので、余裕があれば多めに用意しておくといいですね。
また、季節によって必要な服が変わるので、年に何度か防災リュックの中身を見直して、暑い時期なら薄手の服、寒い時期なら防寒アイテムを追加しておくのが大事です。
「そういえば冬用の服に入れ替えてなかった…」なんてことがないように気をつけたいところです。
◆そして忘れちゃいけないのがタオル。体を拭くのはもちろん、防寒用に肩にかけたり、寝るときに掛けたり、クッション代わりに丸めて使ったりと、何かと役に立ちます。
特にバスタオルくらいの大きめサイズが1枚あると重宝しますよ。
◆意外な便利アイテムがゴミ袋。大きめのものを数枚入れておくと、簡易的なレインコート代わりにしたり、
寒さをしのぐために風を遮ったり、荷物をまとめたり、いろんな使い方ができて本当に助かります。
軽くてかさばらないので、防災グッズにプラスしておくのがおすすめです。
いざという時に困らないように、こうした衣類やタオル類もしっかり備えておきましょう。
昔は、防災アイテムといえばラジオや懐中電灯が定番でしたが、
今はスマートフォンがあれば情報収集やライト代わりにもなるので、必須度は少し変わってきています。
◆そのぶん、今の備えで大事なのはスマホの充電対策。
小型で軽量なモバイルバッテリーや充電ケーブルをセットにしておくと安心です。
電源が確保できない場所でも、連絡手段や情報収集が途切れないようにしておきたいですね。
◆それから、身分証明書のコピーも忘れずに。
身元確認が必要な場面で役立ちますし、念のため現金も少し用意しておくのがおすすめです。
電子マネーが使えない状況も考えられるので、細かいお金を含めて用意しておくといいでしょう。
◆また、女性の場合は生理用品を備えておくのも重要なポイント。
状況によっては手に入らないこともあるので、多めに準備しておくと安心です。
◆さらに、トイレが使えない場面に備えて簡易トイレを準備しておくとより快適に過ごせます。
トイレ問題は避難生活で特に困りがちな部分なので、忘れずにリュックに入れておきたいアイテムのひとつです。
持っておくと安心!便利な防災セット
避難グッズって、必要なものをひとつずつ揃えていくと、想像以上に量が増えてしまうんですよね。
リストを見ながら用意するのも意外と手間がかかるし、「何を選べばいいのかわからない…」という人も多いはず。
そんなときにおすすめなのが、市販の防災セットです。
最近は、防災の専門家が監修したセットもたくさんあって、最低限必要なものがしっかり詰め込まれています。
中には、ひとりで72時間過ごせることを想定して作られたものもあって、
食料や水はもちろん、簡易トイレや寝袋、目隠し用のポンチョまで揃っているので、届いたらそのまま備えにできるのが嬉しいところ。
非常食や水は長期保存できるタイプで、賞味期限が7年ほどあるものが多いので、頻繁に買い替えなくていいのも助かります。
また、女性向けに作られた防災セットも販売されていて、こちらは生理用品や水のいらないシャンプー、スキンケア用品まで入っているという充実ぶり。
重さも女性が無理なく持てるように考えられているので、万が一の時にも安心して持ち運べるのが嬉しいポイントです。
今は色々な種類の防災セットが販売されているので、自分に合ったものを探してみるのもおすすめです。
「何を用意すればいいか分からない…」と迷っている方は、こういったセットを活用するのもひとつの手ですよ。
まとめ
一人暮らしは災害時に助けを得にくいため、必要な避難グッズを自分でしっかり備えておくことが大切です。
水や食料、着替え、タオル、モバイルバッテリー、現金、身分証のコピーなどをリュックにまとめておきましょう。
準備が難しい場合は、非常食や簡易トイレ、衛生用品などが揃った市販の防災セットも便利。
女性向けセットもあるので、自分に合ったものを選び、いざという時に備えておくと安心ですね。